レ ー ダー 探 知 器 講 座 |
「レーダー探知機」って何? |
「Nシステム」って何? |
「GPS内臓レーダー探知機」って何? |
「カーロケーターシステム」って何? |
良い「GPSレーダー探知機」って何? |
「レーダー探知機」とは 速度違反の取締りでは、各種の方法で車のスピードを測定します。 スピードを測る方法の一つに、レーダー電波を走ってる車に照射して、その撥ね返ってくる電波のトップラー効果と呼ばれる微少な変化によって車の速度を計測する装置を一般にレーダー速度測定器と呼ばれ、各種のレーダー測定機が使用されています。 これに類似したものが、野球場でネット裏からピッチャーの投げるボールに向けて、レーダーガンでボールの速度を測るあの装置が身近に見られるレーダー測定機です。 レーダー探知機を一般的に定義すると、スピード違反取り締まりのためのレーダー電波を走行中の車の中からキャッチ(探知)して、ドライバーに警告音やランプ点灯で知らせる装置が「レーダー探知機」となります。 しかしながら、スピード違反取締りに使用されるものは、このレーダー電波を出さなくて、スピードを測る装置や方法が多数あります。 有名なところではループコイル式スピード測定機と呼ばれるものがあります。 これは道路の地面(地中)に一定の距離間隔(11mと云われてます)に埋めこまれたループ型のコイルが、その上を通過する車に反応して、区間内の走行時間を測定し、車の速度を算出する方法です。 これでは路面からみることもできません。 この装置が、スピード違反を検知すると数メートル先の赤外線カメラがバッチリと貴方の車を写して、後でその筋からお呼び出しがくることになります。また、ループコイルに代わって光電管式というものもあります。 これらの電波の出ない取締りシステムでは、上述の”レーダー探知機”ではまったく役に立ちません。 また、スピード測定のために常に電波を出すことなく、それらしきスピード違反車に対して、測定する一瞬だけ電波をだして、スピード測定する方式もあります。この場合にはレーダー探知機がその電波をキャッチしたときは、もう手遅れです。 新型のオービスや、通称「ネズミトリ」とか「狙い撃ち」とか呼ばれるステルス型のレーダー測定機がこれに相当します。 一方では、電波の受信感度があまりにも敏感で、街の自動ドアーなど雑音電波にも反応するのでは、警報を出してばかりいたのでは本来のスピード取締り電波を受信したときに混乱をおこすことになります。 現在、スピード取締りに使用されているスピード測定システムをレーダ波を種別ごとに分類すると次のようになります。 数年前の旧式のレーダー探知機を付けているからと云って、安心してスピードを出し過ぎるたりすると、新しいシステムのスピード取締り機や測定方法はまったく検知できないので、スピード違反検挙となり、数万円の反則金と、数ヶ月の免停となることがありますので、スピードの出しすぎや、旧式のレーダー探知機の過信にはくれぐれもご注意を !! もちろん、白バイの追尾によるスピード違反検挙は、どんなレーダー探知機でもキャッチすることはできません。 また、一部の外車や国産車のガラスには、ガラスに含まれる成分により、このレーダー電波を通しにくい車輛もあります。 |
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レーダー方式スピード測定装置/取締りレーダー波の種類 |
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取締りミニ知識 新Hシステム(新型オービス) スピードの測定や証拠写真の撮影を自動的に行う無人速度取締り機で「新型オービス」とも呼はれます。 周波数は通常の取締りレーダー波と同じXバンドですが非常1こ短い周期で発射(100万分の05秒)と停止(100万分の25秒)を繰り返す断続波で、しかも指向性が鋭く、受信されにくい性質をもっています。 |
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ステルス型取締り機 待機中には取締りレーダ波を発射せず、違反者と目される車輌が速度測定ゾーンに接近した時、数秒間だけ電波を発射し、走行速度を測定する取締り機です。 つまり、計測にあたる警察官が特定車輌を「狙い、撃ち」でき、電波の発射は極めて短時間となります。 |
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一般レーダー式オービス マイク□波を車輌に向けて発射し、トップラー効果で撥ね返って来た電波との波長の違いから速度を測定し、後方のカメラで違反車輌を撮影するシステムです。 |
「Nシステム」とは? 「自動車ナンバー自動読み取り装置」の略称で、その名のとおり走行中の自動車のナンバーを道路上に設置した赤外線カメラにより自動的に読み取り、 そのデータを各部道府県の警察本部などに専用線を通して送信する装置で、自動車を利用した犯罪の捜査や盗難車輌の検挙、発見等を効率的に行う ことを目的に開発、導入されたものです。 なるほどと思うかも知れませんが、その情報の使い方がまったく公表されていないので、これがプライバシーの侵害ではないかと云われているゆえんです。 レーダー波を使用したスピード違反の取締り機ではないため、その下を通過しても、従来のレーダー探知機では何も反応しませんでしたが、形状が新 HシステムやオービスVなどと似ていることから、「新型の取締り機では?」といった疑問や「レーダー探知機の故障では?」という不安をドライバーに与えていました。 そんな疑問や不安を解消し、安心して運転していただけるようにと、「Nシステム検知」が開発されました。現在、全国で約1300ケ所に設置されていると言われています。 スピード測定のレーダー波をキャッチしたときは女性のボイス(音声)や光で知らせ、「Nシステム」を検知したときは、男性のボイス(音声)で知らせたり、色の異なる光で警報するなど、識別が容易なシステムが望まれます。 ※ Nシステムは常時稼働しているとは限りません。稼働していない状態では、信号を受信できませんので、Nシステムの検知はできません。 |
GPS内臓レーダー探知機とは GPSとはGlobal Positioning System の頭文字を取ったもので全地球的測位衛星システムと訳すことができます。 1970年代に米国国防総省により開発されてきたシステムで、地球上の周りに軌道傾斜角度約55度の6軌道にそれぞれ4個の衛星が配備され24個の衛星を利用する計画であったが、現在では合計26個の衛星が利用可能です。 他のシステムでは、ロシアの運用するGLONASS(Global Navigation Satelite System:全地球的航法衛星システム)が、軌道傾斜角度64.5度の3軌道に8衛星づつ、合計24衛星で運用される計画がありましたが、その後の衛星打ち上げが中断したため、現在では8個の衛星でしか運用されていません。 これらの異なるGPS衛星からの送信される搬送波と地上の基準局との電波を利用して、利用者の位置を測位するものです。この測位システムをレーダー探知機に組み込んだものが「GPS測位機能内蔵型レーダー探知機」と呼ばれるものです。 勿論、従来とおりスピード取締り機のレーダ電波をキャッチする上に、GPS内臓型レーダー探知機は、走行中の車で自車の位置をGPS電波で常に測定します。これにより測位した自車の位置と、レーダー探知機のメモリーに記憶された各種のオビースや最新型のNシステムなどの位置情報とを比較して、一定の距離範囲以内になると警報を出すシステムです。 本体のメモリーには、全国の「オービス」(固定式無人取締り機)と「Nシステム」の設置場所(約1300ケ所)を地図情報として記憶されています。また、新らしく設置されたオービスや「ネズミトリ」の位置情報をドライバーによって任意にメモリーに登録することもできます。 これらのデータは年々変化しますので、メーカーに依頼すると、これらの地図情報データを書き換え更新するサービス(有料)も行われています。 このGPS測位システムを有する「レーダー探知機」では、本来の速度取締りのためのレーダー電波が出ていなくても、その取締りゾーンや自分で登録した要注意ゾーンに近づくだけで、ドライバーに警報・警告を発するシステムです。 |
カーロケーターシステムとは カーロケーターシステム( Car Locator System Receiver)とは、「無線自動車動態表示システム」のことで、通信指令本部が移動局(パトカー等)の現在地をリアルタイムで地図画面上に表示し、把握するシステムです。 カーロケーターシステムを搭載した移動局(例:速度取締りパトカーなど)は、GPSによる測位した緯度・経度などの情報をデジタル化し、数十秒(但し移動速度により変化する)ごとに407.7MHz帯の周波数で指令管制本部にデータ伝送していますので、その電波を受信することにより移動局が近くにいる可能性が高いことを察知できます。 このように事前に察知することにより、緊急車輌の通行の妨げにならないようにするなど、安全走行に役立ちます。 注意: |
良いレーダ探知機とは! (ドライバーが望むこと) @ どのスピード測定装置の電波も検知し、通知・警告できること。(レーダー波検知機能) A 電波を発信してないスピード測定システムでは、場所(位置)と方向で通知・警告できること。(GPS測位機能内臓) B GPS測位の精度が信頼できること。 C 通知・警報は、音声と光で警告され、その切り替えができること。 D 通知・警告は安全距離で、1Km手前と500m手前の最低2回は通知すること。 E 新しくスピード取締りの装置が設置されたときは、その場所が容易に登録(メモリー)できること。 F 一般に云うネズミ捕り(移動式)の場所を登録、変更、取り消しなどが容易に操作できること。, G 全国に設置されるスピード取締り装置は年々増加するので、登録ソフト(メモリー)の書き換えができること。 H 自動ドアーなど速度測定装置以外の装置には反応しないこと。 I 高速道路において、反対車線に設置されたレーダー測定装置には反応しないこと。 J 高速道路と一般道が並列している場合で、自車の走行車線以外の装置には反応しないこと。 K 信頼性が高く、故障しないこと。 L ソーラ型においては、充電不足を通知・警告すること。 M 安価であること。 レーダ探知機を購入されるときは、これらを踏まえて、各メーカーのカタログや仕様書を読むことをお奨めします。 |